20250418_DUCKWEED 感想文(前後編あり)
- ンノザキ
- 4月18日
- 読了時間: 6分
更新日:5月20日
※2025/04/18 前編 雑誌掲載当時の感想です。
※2025/05/20 後編 雑誌掲載当時の感想です。
【前編の感想】
77期コミカライズシリーズ、ロドナのターンだ!と言う事で雑誌ゲットしました〜雑誌掲載はPUPPETの時以来だ!カバーおまけもついていて豪華だ〜
ロドナは、司さんの重責とクラスの斜陽がちょこちょこ仄めかされていたけれど、具体的にどんな雰囲気でどんな内情なのかを知れる初めての機会で嬉しいよ…!
司さん麗しすぎて、絶対にガチ恋生徒めちゃいるよね…厳しくても、疎まれずに憧れとして慕われているのは、司さんの普段の人柄や実力の高さからなんだろうけど、良いクラスだなぁ…と思った(もし78期アンバーみたいなギスギス地獄になってたら泣いてた)。ハッピーアニバーサリーでも感じたけど、ロドナ生徒の「歌が好き」という気持ちは、やっぱり他クラスとは違う独自の輝きがあるよね…
御法川君、1年のほぼ最初から組長補佐として働いているのが本当にすごい。1年の夏前なんてまだ普通はヒヨコどころかユニヴェールのことなんて全然分からない状態では!?!?と思ったけど、クォーツが初心者揃いなのに比べて、他クラスはクォーツよりは経験者が揃っているからそんなでもない…のか…?いやでも夏前ってすごすぎでは…そんな最初から頼られていてしっかり役目をこなせている御法川君、本当にすごい(ほやほや1年なのに2年のトレゾールに意見したり全体管理を任されるの、あまりに荷が重すぎるはずなのに、その役目をしっかりこなしているの、本当にすごい)
そして御法川君は根地さんのジャンヌの凄さに言及してくれた人なので、当時観た時の感想が今回観られるのでは…!?と思ってたんだけど、そうか…彼は同じジャックエースとして、宙為の衝撃が物凄すぎたんだなぁ…というのがダイレクトに伝わってきて、なるほどなぁ…となったね…。
ジャンヌ達の面倒を見ていてジャンヌへの観察眼が高い彼であり、反対にジャックエースに対する熱意のようなものを見たことがなかったので、なんなら我死也も瀧姫に注視してたのでは?と思ってたんだけど、今回の我死也のシーンが宙為だけにフォーカスされていることで、彼のジャックエースとしての視線が知れてよかったなぁ(このシリーズで登場するそれぞれの我死也のシーンでは、パペットでは主人公の彼の視点で「宙為の横に並び立てる根地さん」の衝撃が強かったから瀧姫のインパクトが強い場面になっていて、パセリでの管知さんは比較的冷静に見ていたから、俯瞰的に全体を見渡すような場面になったのでは、と思うので)。
その時の彼の個人的な印象が宙為一色になるほどだったのに、それでも根地さんの瀧姫への評価もしっかり持っているのは、やっぱり御法川君の様々な方向へ意識を巡らせることができる能力やクラスを担う責任からくるのかな。
あと一ノ前君、今回の話で仲良く御法川君と走っているのを見てちょっと安心した(名前出てないので別人だったら恥ずかしすぎるけど、さすがにこれは一ノ前君だろう…)。
前からずっと思っていたんだけど、誰もが忙しくあるユニにおいて、なぜ彼だけヒマ(??)なのか、全然わからなくてむしろ怖いんだけど、体が弱くてそもそもユニにあまり通えていないとか、そういう事情があるのかな?体躯がふくよかなのは、単に食べ過ぎというのは見せかけで、実は病気のせいとか…。
超過密スケジュールだったはずの稽古にも不参加だったり、ゲーム内外でも他の人と絡みがほとんどないし、わりと本気で立花君以外に見えていない存在なのでは…と思うほどに謎に包まれているので(ゲーム内で他メンバーとご飯食べたエピ(自称だけど)があったり、公演の賞取ってる事もあるからそれはさすがに無いんだけど)、今回で御法川君と同期っぽい会話してるところが観られてよかった。
そして前後編で分かれている事から予測はしていたけど、めーーちゃくちゃ後編はやく読みたいよ!!!!!ウワーーーーー!!!!なんとか良いところに着地してほしいけど、すでに78期を知っている我々からすると、そんなに暖かい日向には着地できないことが分かっているので…(トレゾールではなくアルジャンヌを選ばざるを得なかった司さんや、クラスの不振は続くので)。後編…どうなるのかな…たのしみだな…
【後編の感想】
読みました…
1年の司さん、稀ちゃんの奔放さを彷彿とさせるような天真爛漫な表情がとても良かったし、御法川君が入った事でロードナイトがこんなにも救われたのか…と思うと、涙が出てしまったよ…。
想像していたよりも、はるかに明るい展望になっていて本当によかった。
※パペットくらいのしんどさを想像していたので…正直、俺君の場合は名もなき彼だったからこそ抉るようなしんどさも「良い〜〜〜〜」と満面の笑みで享受できたけど、司さんと御法川君が同じレベルのしんどさを味わっていたらしばらく立ち直れなかったかもしれないぜ!
※十和田氏と石田氏のおふたりの創作物はどちらも原作として安心して摂取しているという前提がある上で、十和田氏よりも石田氏の創作の方がやや陰の傾向が強いイメージなので「もしもしんどさMAXのまま78期に突入してたら辛いな…」と怯えていたけど、やはりジャックジャンヌだったなぁと安心した。昏い部分は無視せず、しかし必ず希望と共にある、という爽やかさがジャックジャンヌの好きな所だ…(念の為補足しますが、もしそうじゃなかったら解釈違いになるとかでは無くて、単に「こういう所が好きだな」と毎回思うところだな〜、というだけです!)
ゲーム本編では、ユニヴェールという能力で競う世界において絶対に存在するはずの「実力の不足によるしんどさ」「クラスとして勝つ事への難しさ」「メインキャラでもアンサンブルでもない他の生徒達の存在」というのは、実感としては掴みにくかったと思うんだけど(78期クォーツは順風満帆だったというのもあるし、主題がそこではないので端折られていた)、その辺をこのコミカライズシリーズではたくさん見せてくれていて、とても嬉しい。
「トレゾールで手を抜かせるのではなく、アルジャンヌで全力を発揮してもらう」という方法、最高ではないかもしれないけど最善のロードナイトで、司さんは78期を楽しく過ごせていたならよかったし、玉坂では思い切り歌ができているといいな…。
あと御法川君の頑張りもしっかり夢に繋がるといいな…。
今まで理解はしても感情的には想像できていなかった、司さんが事あるごとに白田君をロードナイトに欲しがる切実な気持ち、78期の夏に立花君転科騒動に乗った時の気持ち、フミさんには絶対に負けられない気持ち、今回のDUCKWEEDで見えた気がしてよかった。
毎回言っているけど、最高企画を続けてくれて本当にありがとう……!!!!
その他について:
いつかの次回、絶対にくるであろう、クォーツのターンも楽しみだなぁ!クォーツの77期は、夏最悪→秋冬も最悪だったけど手応えは掴んだ→ユニでもアンバーに負けたけど展望が開けた、という流れだったと思うので、秋公演クォーツへの御法川君の評価コメントも聞けてわくわくが止まらないよ!
「それに、クォーツは今回あれで…こっからがこえーわ…」ってつまり「根地さん転科直後のごったごたが物凄いけど、すでに再建の兆しも見えている状態」ってことですよね、どんな感じの1年になるのか楽しみだ…