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20250417_FOLIAGEと玉坂の光跡 感想文

  • ンノザキ
  • 3 日前
  • 読了時間: 10分

更新日:1 日前

※2025/04/17 発売当時の感想です。


これは「FOLIAGE ~アンバー・オニキス~(コミカライズ)」と「玉坂の光跡(ノベライズ)」の感想文です。


【前置き】

・パペット/パセリ/ハッピーアニバーサリー本編については、公開当時の感想文を別途公開しているので、この記事では割愛しています(過去になるほど感想文があまりにも気持ち悪いので、いつか改めて書き直したいのですが…)。

・なので、主に書き下ろし部分についての感想文です。


 

◆特典アニメイト ノベル書き下ろし

まず3人の距離感について少し踏み込んで触れられていて、しんみりしたねぇ…。3Qトリオは仲の良さに反してパーソナルスペースが広めの印象があるんだけど(距離感の測り方がすごく大人なのは、ジャックジャンヌの大体のキャラに言えるんだけども)、それはそれぞれに触れられたくない部分があるからで、しかし、その孤独は必ずしも悪ではないのだ、というほのかな信念を感じられて良かったな…。


◆特典ステラワース 描き下ろしブロマイド

本当にありがとうの気持ちが大きすぎて、深く深く感謝………………。

パペット公開前までは我死也や瀧姫が観られる日が来るなんて夢だったし、パセリ公開前まではさらにまた瀧姫の別カットが観れるなんて夢だったし、フォリッジの特典が公開されるまではまさか稽古中の瀧姫姿が観られるなんて夢のまた夢だったのに、これらが全て叶っている世界線、本当にハピネスです。ありがとう…………。


明らかに稽古中で、おそらくコンタクトをしてなくて眼鏡を頭に上げた状態で宙為としゃべってる場面で、しかも大変に可愛いお顔を見せてくれているなんて、本当にこれ観たかった場面すぎて本当に本当に何万回でも感謝の意を言ってしまうよ…!!!!ありがとうありがとう!!!!!


しかも立って正面を向いているイラストなので、今までよくわからなかったヘアスタイルとかもよく見えてふわふわヘアがとても可愛いし、バストぜんぶ出てるの全然気にしてないし、本当に可愛らしいお顔だし、メイクもよく似合ってるし、本当にありがとうだ……。これが特典でしか入手できないなんて後世の根地ジャンヌファンがかわいそうすぎるのでぜひ購入できる物体にもなってほしい…。


 

◆「玉坂の光跡」

※本編感想は公開当時に別途アップしてるので割愛


まず書き下ろしノベルの感想の前に、本編の町人ABCD役のビジュアルが追加されててヤッター!!!

いや、演じるジャックとジャンヌをくるくると変えるのだから、どちらともとれるような衣装なのか…?とぼんやり想像していたけど、完全に半々の衣装で笑った。演じるのが4人以上いるから、演技の他にも多分、ヘアゴムとか小道具も駆使してササッと印象を変えつつやってたんだろうなぁ。


【書き下ろし「答えは歩いた先にある」】

そして書き下ろしノベルの感想!

文章がまとまらなかったので、以下箇条書きで…


・いつもなんだけど、たくさんのキャラがいるのにそれぞれにうまく触れつつ、大事に大事に描いてくれている十和田氏のノベルは本当に読んでいて暖かくなる。書き下ろしも、とても丁寧にそれぞれの胸の中やそれぞれの関係性を見せてくれて、本当に嬉しいな…。


・ハッピーアニバーサリー本編でもそうだけど、書き下ろしでも玉坂に関する細かい設定をいろいろ教えてくれていてとても嬉しいよ!玉坂市の鳥がオオルリとか、そういう世界の広がりがみっちり想定されているところは、JJの好きな部分のひとつだ…。


・御法川君は全方向に気を配っているからだろうけど、ノベルだとその繊細な観察眼を具体的に披露してくれるのでとても嬉しい。ユニに生きる彼らの目線で、それぞれの生徒の側面を見せてくれてありがとう。


・稀ちゃんと世長君のやりとりもとても良かったよね…世長君と稀ちゃん達の関わり方が好きなので(睦実√の修行とか)、新たに観られて嬉しいよ!


・加斎君と織巻君のやりとりが大人すぎる…あまりにもかっこいい会話………


・パセリを読んでから管知さんのイメージが天真爛漫めに上書きされそうになっていたんだけど、あれはまだ1年のはじめの頃のお話であり、ゲーム内の2年の印象と少し違うのは、それはそうだよな…と思った…。1年からクラスを背負う重圧をずっと担っていたのだから、考え方も雰囲気も変わるよな、というのを改めて思い出して、77期トリオでなんか…おいしいランチとか…行ったりしてほしい…。


・これから始まる秋公演の気配を随所に感じたなぁ…。


書き下ろしを読んで、皆がそれぞれ抱えている課題を、周りもなんとなく感じる/自分で持て余す気持ちが、じんわりと外に出てくるタイミングを見越して(あるいは感じて)、根地さんはそれを舞台に落とし込んでいるんだろうなぁと思った。根地さんは、他の生徒よりもやる事が多岐に渡り自室に籠っていることも多いのに、本当によく生徒たちを観察できていて、それを舞台に落とし込む事ができるというのも、やっぱり稀有な才能のひとつなんだろうな。


根地さんが作る舞台はいつも演者の成長をかなり重視して作られている印象で、改めて彼らのユニヴェールでの生活の短さを考えると、時として性急にも見える根地さんの課題提供は、そんなに傍若無人というほどでもないのかもな、と最近思う。

彼らの生活はたった3年しかなく、大人から見るとそれぞれの成長はとんでもなく短いスパンのお話ばかりで慄いてしまう。来期でクォーツを支える事になる主役たちが、みんな納得できる形で花開けたのは、ちょっと強引な階段でもみんながそれを必死で駆け抜けた結果なんだろうな、と思った(これは根地さんがクォーツ生にかける期待と、クォーツ生が根地さんの舞台にかける信頼が釣り合っているからこそ成し得た事なのだろうけども)


・やっぱりなにより、箍子先生から根地さんに声かけがあったのが、うお〜〜〜〜となったよね…半分嫌がらせに近いような形でプレッシャーを与えるやり方は箍子先生わりとよくやるやつ〜というイメージで、でもこれを根地さんに直接言ったところで、果たしてあの根地さんにプレッシャーを与えられるのだろうか?と少し疑問だったんだけど、「宙為が”根地さんを”観に来た、とわざわざ言う点」と「そろそろ転科から1年経つという事を仄めかす点」、両方を合わせてつまり「あなたを求めている宙為とペア解消をしてまで1年かけて立て直しを担ったクォーツは、果たして秋のアンバーに勝てるか?(あなたのその1年には価値があったのか?)」という挑発…みたいなことかな…?だからこそその後、根地さんはひとりで秋公演の準備にすぐ取り掛かりたい気分になり、箍子先生はそのプレッシャーによる視野狭窄を狙って…みたいな意図がある感じなのかな…?このへんの読解力が無くて…ふんわりしています…


それに伴い考えてみると、なんとなく秋公演って他の公演に比べて、根地さんがもともと舞台に込めていた課題が少ないように感じる(結果的には、世長君の代打トラブルと立花君の働きにより他の公演と同じように、大きな課題を乗り越えたものになったけど)のは、上記のプレッシャーの影響で少し安定を取ったから…とかあるのかな…?どうかなぁ


箍子先生は、いつもアンバーの暗躍を体現したような佇まいで描かれており、実際に何かを天秤にかけた時に迷いなく切り捨てられる非情さがあるけど、個人的な印象としては、立場や思惑とは別に、教師としての役目も誠実にこなしている印象で、そこが…めちゃくちゃ色っぽいよね……(最低な称し方)


・継希さんに関して、彼が「華でも器でもない」と明言されているのを(個人の見解ではあるけど)初めて見た気がする(忘れてたら本当に申し訳ないし恥ずか死するけど自分の記憶では…)。彼は絢爛たる華があり至宝と称される輝きで、しかし華であるフミさんを支える器でもあったわけで、僕は今までどちらなのかよく分からなかったんだけど、「どちらでもない」透明性は継希さんにもあったんだなぁ…。

「あの純然たる輝きには、なにか別の名前があるような気がする」という加斎君の言葉に、ワッッ………!!!ってなった。


 

◆「FOLIAGE~アンバー・オニキス~」

※本編感想は公開当時に別途アップしてるので割愛


折込カラーイラストを!!!付けてくれて!!!!ありがとう!!!!!

本編のコマは白黒で残念だけど、ちゃんと巻末に元のカラーを載せてくれてありがとう!!!!!

あの瀧姫のカラーイラストの全体像が観られて本当に嬉しいよ!!!!コマではカットされている端っこの部分とかも載ってて嬉しいよ!!!!!本当に何万回眺めても新鮮に可憐すぎて心臓が痛くなる…飾りやすいグッズにもなってほしいよぉ………!!!!!!


【描き下ろし「PECKER」】

そして描き下ろし…この転科する事が判明する場面……ずっと観たいと思ってたやつ過ぎた……


想像通りではあるんだけどもう清々しいほどにアンバーに興味がなくなってる根地さんが本当に根地さんで最高オブ最高でしたし、これも想像通りではあるんだけど本人からではなく又聞きで転科のことを聞かされた挙句、本人に聞きに行っても興味はずっとデスクに向かっている状態で帰ってきたしんどい宙為も最高オブ最高でした。ありがとう本当にありがとうこの転科の部分ずっと観たかった場面だよ


「あなたとなら芝居の高みに辿りつける それなのになぜ」ゲーム内でも、宙為と根地さんのペアとしての完成度と将来性の高さについて言及する宙為や箍子先生の発言はあったけど、改めて紙で、宙為が根地さんをパートナーとして高く評価していた気持ちを見れてとても良かった…


我死也の海外公演の話の時も、まず根地さんの意向を尊重する姿勢も良かった…そして転科を知った宙為の反応は想像していたよりも感情的だったし、それは多分ユニヴェールに来てから(2年目も含めて)唯一といって良いレベルで感情を発露した場面なのでは…。役者(特に繊細な身体表現を大事にしていそうな宙為)にとって体を傷つけるような行動は御法度のはずなのに、それでも抑えられなかった感情が根地さんという元パートナーに向かっている激重関係性、最高すぎるよ


あとこの転科を決めた時点で、来年のグレガリやメアリージェーンの叩き台は作り始めていたんだなぁ…これからの事を目まぐるしく考える根地さんは、生き急いでいるとも言えるけど本当に楽しそうで、すでに卒業までの道のりを知っているプレイヤーからすると、たくさんの楽しいことが詰まったユニヴェール生活になってよかったねぇ…という気持ちが溢れてしまう…


多分ロドナの次に来るのはクォーツの話で、それはおそらく根地さんが転科してきてクォーツを立て直すまでの期間の話になるだろうから、それも今からとても楽しみだ…


そして最後に、全然どうでもいいゆるふわ考察なんだけど、FOLIAGEのお話の題名はそれぞれキャラの比喩になっているけど、「PECKER 啄木鳥」は他の話ほど直接的な分かりやすさがないので、自分なりに考えてたのをちょっと記載。

個人的にキツツキといえば「穴を掘って用事が済んだら次から次へと木を移り、残された穴は他の動物の棲家になる」という習性なんだけど、そのイメージからいうと、このキツツキのように住処を作っておいてどっかいっちゃうというのはすごく根地さんっぽいな〜と思っていて、彼のことをそんな比喩で感じるのは残された宙為なのだろうな…と思いました…という考察というか感想文でした…。


(ただ、他の話の題名は2つとも主人公を象徴していたのに対し、この話は一応宙為の主観で進むので、この話だけ宙為のことじゃないのも謎かな…?というのはあり、無数にある内のひとつのゆるふわ解釈と捉えていただければ…)


 

以上!!

ゲーム内では観られなかった部分を、原作者おふたりの手による漫画や小説でたくさん観る事ができて、本当に心から嬉しい。本当にありがとう!!!!!!!










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