20220719_「PUPPET」初出時 感想文
- ンノザキ
- 2022年7月19日
- 読了時間: 7分
更新日:1 日前
※2022/07/19 公開当時の感想です
スイ氏展示会in岡山で初公開された、描き下ろし読切漫画「PUPPET」の感想です。
⚠️【当時の説明と注意書き】
・ゲーム発売以来、ずっと待ち望んでいた瀧姫のビジュアルが初めて公開されました。
・「PUPPET」はこの岡山展が初出でした。
・公開当時、展示会から帰ってすぐ記憶を頼りに書いてるので不正確な所があります。
・当時一番の願いが現実になったため、文章が限界すぎて気持ち悪いです。
以下感想です
まず最初に、最高でした行って会場で観たこと本当によかった、近日公開される事は承知の上で、今観られたこと何物にも変えられない…ありがとう…
🔴どうでもよい前置き(経緯の説明)
展示会に書き下ろし読切漫画が展示されたという告知から、根地ジャンヌが1カットでも描かれている可能性に耐えきれなくなり「行った人で万が一存在を確認したら教えてほしい」とツイートしたら、速達マロを頂いてしまい、その内容がとても思慮深く優しさに溢れそっと背中を5箇所くらいとんとんとーんと押され、関東圏から弾丸岡山行ってきました。いやもう世の人々の夏休み入っちゃうタイミングだから、人混みリスク避けるなら即決で行くしかなかった!
🔴感想ここから
まず76期のアンバー1年〜2年時の様子が描かれる事で、今まで未知数だった事柄について色々判明してそれだけでも情報量が多いんだけど、なにより
なにより
なによりも
我死也初演のアルジャンヌが観られるなんて
想像していたどんな瀧姫よりも、誰が演じたどの瀧姫よりも、壮絶で凄惨で美しく可憐で
彼のアルジャンヌの凄まじさはフミさんが事あるごとに言うくらいだし、77期の心に田中右宙為だけではなく根地黒門のアルジャンヌも共に強烈な存在感を残すものだったとゲーム内外でも繰り返し書かれているから、それは天才的な舞台だったのだろうとは思っていたけど、具体的にどんな感じだったのか自分はまったく想像できておらず、辛うじて夏劇のフミさんの回想でねじ先輩のセリフの一文があった所から凄味のあるアルジャンヌだったのだなぁとふわっと考えていたんだけど、
それが
そのみんなが観た根地黒門のアルジャンヌのやばさが「これ」だったんだと、初めて共有できた事が本当に嬉しい
柔らかな体を異様な体勢でがしゃどくろに絡め、鼻血も流血もはだけた着物もなにひとつとして意に解さず、一片の曇りもない晴れやかな笑顔で、本物のかいぶつはがしゃどくろではなく瀧姫の方だったんだとその1カットで理解する凄惨な華、それが根地黒門の瀧姫だった、あれで完成じゃないなんてどうなってるのか全然分からないほど、間違いなく彼の演じた瀧姫は無二だった、舞台を全部観たわけじゃなくただ1ページなのに、観客席に響き渡る瀧姫の嬌声と対比し嘔吐する生徒達が、その舞台がどれだけ異質で惨烈であったか、その表層だけでも触れる事ができて本当に良かった
「人のこころを求める怪物とかいぶつのこころを持つお姫さま」そのひとことに全て詰まってる
🔴感想その2(我死也以外の所の感想)
最初にも書いたけど、今まで分からなかった事実が色々出ましたね…!
🌮根地ジャンヌについて
いきなりまた我死也の事だけども、お顔隠してなかったしシリコンバスト付けてたね!!!78期アンバージャンヌの我死也はバスト全部なかったから、アンバーは胸つけない主義なのかと思ってたけど、全然そんな事なかった!!本当に根地先輩のシリコンバストは最高
🌮根地先輩のヘアスタイル
1年〜2年の根地先輩のヘアスタイルはショートカット、つまりクォーツに来てから伸ばし始めた事が確定したぁ!
🌮アンバーでの根地黒門の評価
基本的に我死也以前は完全に変人扱いで、脚本書いてる事も演者としても天才的な事も、箍子先生以外は多分知らなかったか周知されていなかったって事が判明した…!
あとこれは完全な幻覚だけど、アンバーの時ずっと魚柄パジャマ(かわいい)でぼさぼさ頭で変人に拍車をかけてたから、もしかしたらクォーツに来てフミさん達と打ち解けるに従い影響されて身なりに気を遣うようになった可能性もあるかもしれない。
あと根地先輩が全編においてなかなかに怖く描写されてるのって、クォーツで根地先輩が少し変わったからかもしれないという理由以外にも、この物語がモブ主人公視点だからという影響が多分にあると思う、きっとあんな風に本当に何を考えてるか分からないと、底知れない怖さがあるんだろうな…。
あと1〜2年の根地先輩は素っ頓狂さは同じだけど独りの世界に居る感じだったから、人と関わろうとし出したのがクォーツからなのかもしれないね…。
🌮 2年の新人公演から脚本担当
いつから脚本任されるようになったのか不明だったのが確定した…!しかも新人公演で周りから見れば急に担当になった所を見ると、箍子先生と本当に密にやり取りしてたんじゃないかなぁ、その過程で演者としての実力も箍子先生は把握していたんだろうな…だからこそ、書き下ろしサブシナリオでの「根地くんの脚本はおもしろいですからね」というセリフがすごいんだすごい威力
🌮えっ独演会えっ?独演会?
主人公に休日の街中で独演会するような変人と評されてたこれ独演会することあったの??まじで??観たいしこれつまりあれじゃんユニヴェールの舞台以外でさらに根地ジャンヌが存在する可能性が広がったという事じゃんか!!!!!!!!!!!
🌮宙為の呼び方
前幻覚ツイートした事あるけど、基本的に同期以外は苗字呼びの根地先輩が、唯一宙為だけ名前呼びなのはどういうタイミングでなのか?というのが解決…!
我死也の説明時に「田中右くん…いや宙為!」と呼び方変更の瞬間を見せてくれてありがとう!!!
🌮退学者について
新人公演後すでに1年アルジャンヌ含むアンバーに多数の退学者が出てるの本当に…まあでもそれはそうだよな…
🔴感想その3(全体について)
あらすじ設定だけの情報では主人公モブの地獄絵図なんだろうなと単純に想像してたんだけど、実際は地獄は地獄でも、心の底をキシキシと細かく擦るような地獄というか、他の生徒達が直撃で脱落していく圧倒的な宙為の力を観ても、強烈な我死也を観ても、彼から出てくるのは斜に構えた感想であり、認知を歪める事でしかアンバーに居続けられない、リアルな地続きの地獄が続く余韻がすごかった…。
あの我死也を観て尚、直後に転科した根地黒門を逃げたのかとせせら笑う挙動もさ…それはもうだってそうだよな…田中右宙為には誰も対等に並ぶ事ができないというあからさまな事実でさえ認められないのに、その横に並びあまつさえ鮮烈なアルジャンヌを演じる事ができたのに、自らあっさりとその位置を捨てた根地黒門なんて、理解できないどころの騒ぎではないだろうよ…
🔴どうでもいい感想(読まなくていいやつ)
観に行く前は、もし根地ジャンヌ居たら涙出ちゃうかもな!って思ってたけど、涙出るどころか咽び泣いてしまった…最初に展示ブースに踏み行った時、読切の最初の地点から我死也のページの「我死也」って文字がチラっと見えてしまって、そこから「え?」ってなって震えが止まんなくて全然最初の方の話が頭に入んなくて、しばらくおんなじとこ読み返してた…そして我死也のカット観て呆然として立ち尽くして、しばらくして全部読んで、また我死也に戻ってぼんやりして、目頭は熱くなったけどずっとぼんやりしてて、誰も居なくなったタイミングで急に涙がどばっと出てあっまずいと思って抑えようとしたんだけど、息継ぎが完全にガチ泣きでひとしきり落ち着くまで肩を震わせながら鼻水と涙を宥めてました…なぜそんなどうでもいい事も書いておくのかというと、好きなものを見て涙が出る経験って今まであんまり通ってこなくて、JJに住みだしてから本当にそれが新鮮であっそんなこと本当にあるんだ〜ってびっくりしているから、記録がわりに書いております…(たまに泣いたってツイートしてるのも同じ理由)
あと本当にすんごいどうでもいい事なんだが、幻覚瀧姫の絵を先にアップしておいてタイミングよかった、本物の瀧姫の鮮烈さを観た後では児戯オブザ児戯に過ぎるけど、これが最後の幻覚になる記念だよ、本当に嬉しいこれからは何よりも最高な正史の瀧姫が描けるんだ本当に嬉しい………
そうそう、あと展示の中に、資料集でもTwitterでも見たことない資料にクォーツメンバーの稽古中の根地ジャンヌがいっこあって、でもあの〜全力MAXでふざけててカイさんにもジト目で見られてて顔もよく分からないぐらいのふざけ具合の謎の衣装だったので、あったという事だけメモ(自分が知らなかっただけの可能性は全然ある)
最後に、もう一度言うが最高でした行って会場で観て本当によかったありがとう
Коментарі